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環境省への意見書

密対連では環境省に対し下記の意見を提出しました。
2013年7月1日
[件名]オオタカの国内希少野生動植物種(種の保存法)からの指定解除の検討に関する意見
[宛先]環境省自然環境局野生生物課
[氏名]全国野鳥密猟対策連絡会(代表:西村公志)
[郵便番号・住所]〒616-8211 京都市右京区常盤御池町21-4
[電話番号]075-864-0777
FAX番号]  同上
[e-mail]k-naka@sd6.so-net.ne.jp


[意見]

1.指定解除に反対。絶滅のおそれのある種約3500種のうち,指定はわずか90種に過ぎません。
検討が開始された中央環境審議会の小委員会においても「解除の条件は指定の条件と必ずし
も同じである必要はなく社会的な条件なども考慮すべき」と発言されている。

2. 意見及び理由
 オオタカが絶滅のおそれのある状態になった原因は、主な生息地である平地林の開発と密猟が
主な原因と考えられます。営巣木を伐りヒナを密猟するという事件、開発を伴う繁殖木の伐採、
自称鷹匠によるオオタカの密猟という悪質きわまりない事件等、マスコミを通じて多々報告されて
います。下記の例はわずか関西でのみ得た情報にすぎない。

1993年:京都府精華町、オオタカの営巣木を伐採
1999年5月30日、愛知「オオタカヒナ2羽?密猟」中日新聞夕刊
2004年4月16日、「鷹匠オオタカ密猟」中日新聞
2009年:京都府木津中央地区の城山台で伐採。奈良県の登美ヶ丘駅や平城山でも・・。

2011年6 月17日「鷹匠オオタカ密猟容疑」愛知、岐阜。朝日新聞他各社報道。
2011年9月28日「愛好家4人を逮捕」愛知、読売新聞 
2011年10月19日「鷹匠に法規制を」愛知、毎日新聞  

 その後各地で密猟パトロールを実施するという状況が起こり始めました。現在の鳥獣保護法
(鳥獣の保護と狩猟の適正化に関する法律)では、密猟に対する罰則がⅠ年以下の懲役または
100万円以下の罰金となっており抑止効果としては不十分です。また、種の保存法では、生きた
個体だけでなくはく製などの譲渡が禁止されていますが、鳥獣保護法では、違法に捕獲された
ことが証明されない限りはく製の譲渡を禁止することができません。生きた個体の輸入に関して
も、「輸出証明を発行する制度を有しない国からの輸入は、適正であることを証明する必要はな
い」といういい加減な規定のため、外国産と偽って密猟され,違法に飼育されているという報告が
後を絶ちません。オオタカの指定解除にあたっては、同時に鳥獣保護法の改正を強く要望します。

3.オオタカが環境保全に果たしてきた役割
 愛知万博の海上の森の例を始めとして、オオタカは各地の乱開発から自然環境を守るシンボ
ル的なイメージがあります。種の保存法には、国内希少種の生息地の所有者、占有者の責務と
して、その種の保存に留意しなければならないとの規定があり、環境大臣はそれに対して助言や
指導を行うことができるからです。更に「猛禽類保護のすすめ」という環境省の保護指針もあり、
環境影響評価の際にも配慮されています。オオタカは人の活動の多い平野の森林を主な生息
地としており、開発との衝突も多い種です。種の指定が解除された場合、環境影響評価の中で
注目種として扱われなくなるでしょう。しかし猛禽類は食物連鎖の頂点に位置する種として評価
すべきであり、オオタカの指定解除に先立って、こうした面での手当を充分に行う必要があると
考えます。

                                                        以上



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